胃(食道)疾患良性では逆流性食道炎が非常に多くみられます。 心窩部痛、胸やけや、背中の痛み、胸痛、喉の詰まり感等、色々な症状がみられます。 原因としましては、ストレスが考えられますが、食道裂孔ヘルニアも(胃が食道の方に脱出する)もかなりみとめられます。 これもPPI(プロトンポンプインヒビター)で改善がみられます。 他に、ヘリコバクターピロリ胃炎、潰瘍、悪性疾患も考慮しなければいけない疾患です。
※最近機能性ディスペプシアという疾患がトピックになっています。これは、食後もたれ感、 早期膨満感(食事開始後、すぐにお腹がいっぱいになり食べられない)、 心窩部(みぞおち)の不快感な痛みなどの症状があり、検査で特別な病気を認めない場合にあたります。
過敏性腸炎との合併も多く、治療も困難でしたが最近新しい治療薬もできました。 |